「詳細はこちら」「ここをクリック」のアンカーテキストの効果

ウェブサイト上で誘導したいリンクのアンカーテキストによく用いられているのは「詳細はこちら」「ここをクリック」などの言葉です。

アンカーテキストとは、リンクの文字列のことですが、果たしてこれらのテキストリンクは、本当に誘導に最適なテキストなのでしょうか。
ちょっと疑ったりしたことはありませんか?

リンクにはナビゲーションの役割もあります。
特にサイト内リンクは、リンク先のページ内容やタイトルをアンカーテキストで表現することが、もっともユーザビリティに富む方法ですが、「詳細はこちら」「ここをクリック」というテキストで誘導される心理について考えてみましょう。

客観的に見ると、「詳細はこちら」「ここをクリック」は、期待に胸が膨らむか、警戒するかのどちらかだと思います。
SEOの観点からすると、アンカーテキストマッチになっていないので、評価はよろしくないですね。
中にはrel=”nofollow”タグをつけているウェブサイトもあります。

しかし、人間の心理を考えると、説明文を読んで、もっと詳しく知りたいという欲求が高まれば、クリックするでしょうが、説明文で欲求が高まらない場合はクリックしないでしょうね。

SEOマニュアルでもアンカーテキストは重要としています。
それよりも「どんな詳細が書かれているか」を具体的にアンカーテキストで表現してやるほうが、クリック率は高まると思います。

インフォプレナーの集客キーワードは「共感・感動・モチベーション」

インフォプレナーという情報を売るビジネスモデルを実践するネットマーケターとしての起業が、一時期ブームを起こしました。
ブームと言っても日本全体のブームではなく、ネット界隈だけに限ったブームです。

元々はアメリカのビジネスモデルということです。

そのやり方には賛否両論渦巻いているのですが、結論から言うと心理操作中心という面も否めません。

インフォプレナーの多くが、「インターネットを使えば簡単に年収が倍増する」というようなノウハウを電子ブックにまとめ上げて販売するというものなのですが、一体誰が買うのか、その情報の信憑性の根拠は?、という疑問は消えません。
札束を並べて笑顔の写真の傍らには、「フリーターからの成り上がり人生!」のようなキャッチコピーが、目立つ大きさで書かれており、サクセスストーリーが長々と綴られ、ノウハウをまとめた電子ブックの決済ボタンが置かれているのが、オーソドックスなスタイルです。

さて、この商材はホンモノかニセモノかは、実はわかりません。
販売者がホンモノと言っている以上はホンモノです。
が、誰が買えば実現できるのかという、ターゲットは明確ではないのです。

つまり、集客に関しては、「共感・感動・モチベーション」がキーワードなのです。
しかも相当に高額な金額で販売されていることもミソで「ホンモノは高いのだ」と思わせる術を持ち合わせているのでしょう。